兵庫県川西市にある、元は二世帯だった築15年の木造住宅。
こちらは美想空間の再販物件として工事がスタートしました。

▼テーマ
・アメリカ西海岸の雰囲気を思わせるナチュラルテイスト
・アウトドアを楽しめる広い土間空間

▼ポイント① 「素材とカラーの選択」
LDKをメインに、木素材を活かした計画になっています。ナラの突き板フローリング、天井の木梁躯体現し、ラワンベニヤのキッチンや棚、オリジナルの木製建具など、素材感のある木材料と白のクロスやサブウェイタイルでシンプルにまとめ、植物がよく映える空間となっています。
天井もなくした事で高さが上がり、空間の開放感がアップし、心地いい風と光がより多く入ってきます。

次に外構計画。もともとヤシ系の植物が植わっていたため、その雰囲気を活かした外構・庭づくりの計画をしました。
サイディングの外壁色は、西海岸の海を想像させるブルーを採用。植物との色のコントラストがとても美しいです。道路に面する植込みスペースは、カリフォルニアでよく見かけるロックガーデン（岩石や荒い砂を配置した場所に植物を植え付けて、自然に近い状態で楽しむ庭のこと）の雰囲気に。

▼ポイント② 「動線も意識した広々土間」
アウトドア好きをターゲットに計画した土間は広々の約5.5畳。元は独立した書斎でしたが、床と壁を解体し、玄関から直接つながる様になりました。
広さがあるため、自転車など大型の物でも難なく収納する事ができます。
可動式の造作棚を３箇所に配置し、靴はもちろん、アウトドアグッズも十分に収納できる容量を確保しました。土間と繋がる開口も２箇所設置した事で、通り抜けができ、動線もスムーズになっています。
また、奥側の建具は、土間の空気感に合う様に、ラワンベニヤのオリジナル造作建具を取り付けました。