”ただいま”が聞こえる築50年のアパート

奈良女子大学で住環境について学ぶ学生さんたちとともに
リノベーションで地域を活性化するこのプロジェクト。

プロジェクトの舞台となるのは、奈良県生駒市にある築50年の木造アパート「駒三ハウス」。

全4部屋からなるアパートのうち、3部屋をリノベーションしました。

1階の1部屋は、地域の方々やアパートの住民が自由に使用することができるコミュニティスペース。
1階のもう一部屋は、料理好きな方へ向け計画した居住スペース。
2階の部屋は在宅勤務ができる単身者向けに計画した居室となっています。

何より、地域住民の方々が愛着を持ち、建物を利用して交流を生むことが今回の目的。
外壁はシンプルな白で塗装し、アクセントとして階段や手摺を明るいブルーで塗装しました。
玄関ドアも新しく木製ドアに入れ替え、温かみのある色で塗装しています。

内部はクリームがかった白色で塗装。
大学生、美想スタッフ、地域住民の方々全員で塗装する事で愛着が生まれました。

工事中から地域の方々に関わって頂き、皆で作りあげたこの「駒三ハウス」。
数回開催したイベントにも、老若男女たくさんの方々にお越し頂きました。

静かで暗かったこの場所に、たくさんの人の声が集まるようになり、新しい交流が生まれていました。
リノベーションの力で、今後もさらに地域を活性化していける事を願っています。

DATA

リノベーション面積 25㎡×3部屋
家族構成 集合住宅
築年数 50年
間取り コミュニティスペース+居室2部屋

共用スペース。構造上必要のない壁や柱は取り除き、できるだけ多くの人を収容できるよう計画しました。

料理好きな人へ向けて計画した居室。広々なシステムキッチンの奥は、小上がりの畳スペースになっています。

在宅勤務ができる単身者向けに計画した居室。生活に必要な機能は最小限として、仕事ができるデスクや棚を造作しました。

室内の壁は、大学生、美想スタッフ、そしてイベントで集まった地元の方々全員で塗装しました。

現場打ち合わせの様子。忙しい授業の合間を縫って集まり、プランニングを行いました。

イベントの様子。暗く影を落としていた駒三ハウスに、明るい地元の方々の声が響いています。

BEFORE

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