先日、LIXILのユニットバス製造工場の見学に行ってきました!
三重県伊賀市にある上野緑工場です。
まずユニットバスとは。
壁、床、天井、浴槽といったパーツを工場で製造し、現場で組み立て施工する浴室をいいます。
1964年東京オリンピックの時のホテル建設ラッシュから、ユニットバスが派生したと言われています。それまではそれぞれの現場に合わせて施工する在来工法の浴室が主流でした。
(おばあちゃんちとかにあるタイル敷のお風呂とかイメージしやすいかもです)
LIXILのユニットバス製造工場は全国で4つ。札幌、筑波、佐賀、そして今回お邪魔した上野緑。
上野緑工場は15万㎡(東京3.2個分ほど)の広さ。
大きく分けて『計画生産エリア』と『受注生産エリア』に分かれています。
皆でLIXILキャップを被り、さっそく工場へ!
①計画生産エリア[樹脂技術]
原材料SMC(シートモールディングコンパウンド)という樹脂、硬化剤、ガラス繊維などを練り合わせた独自の樹脂シートを生産し、浴槽や床を製造しているエリアです。
原料生産からプレス成形まで一貫して行うのが強み。実際に浴槽が形作られる流れを見ることができました!
ほとんどをロボットが製造。160℃ 1000トンの圧をかけ、たったの6〜7分で型ができます。
頑張って首を回しながら狂いなく正確に動くロボット。
まるで生きてるかのようで、だんたん可愛く見えてきました(*^^*)
出来上がった浴槽は人の目により傷などないか検査されます。
検査員認定制度という有資格者が、1台1分、1人で検査。
私たちも挑戦しました!2箇所不備がある、と言われた上でいざ皆で検査!
1分で1箇所しか見つけられませんでした💦プロの凄さを感じました。
②受注生産エリア[QR技術]
ここでは品質管理に徹底し、全アイテムをQRコードで管理しています。
床、壁、天井、浴槽など大きなものから、組み立てに必要な細かなアイテムまで含めるとユニットバス1台あたり、約2万アイテム以上必要だそうです。
それらのアイテムをNRC(ニューリターナブルコンテナ)という架台に載せ、全てが揃ったらピッキングをして各現場へ出荷されます!
最後は、座学形式で歴史などをお勉強。
普段ユニットバスは出来上がってることが当たり前で、製造部分を気にしたことがなかったですが、出来るまでの工程を知ると、技術者の工夫や意図が汲み取れるので、
今後お客様へもきめの細かいご案内に活用していきたいと思います!