築104年古民家のリノベーション
一戸建てリノベーション工事 兵庫県川西市
100年以上も昔に伝統的な技法で建てられた立派な蔵。
しかし、長い歳月、風雨にさらされ、阪神大震災では強く揺れ、部分的にもろくなっていました。
しかしI様の「子どもの頃、ここに遊びに来ては祖父母に可愛がってもらった楽しい思い出がいっぱい。
だから、建て替えではなく、リフォームしたかった」という言葉から想い出の詰まった空間を残したリノベーションをご提案させていただきました。
基礎をくまなく、柱や梁を一本一本確認して必要なところを補強。
ずっと住み続けていける安心感を与えています。また、屋根には断熱材を入れて一年中快適になりました。
和の趣を残すため、漆喰は熟練職人が滑らかに左官仕上げ、床は風合いのよい杉で、天然塗料「キヌカ」で仕上げました。
お米が成分という体にもやさしい安心の塗料を採用したり、古い家にあった大正~昭和初期のレトロガラスや建具は職人が手を加え、新しい家に再利用。
今では手に入らない価値あるものを大切に継承しています。
総工費 | 1131万円 | リノベーション面積 | 293.10㎡ | 工期 | 1.5ヵ月 |
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家族構成 | 夫婦+子供(兄・弟) | 築年数 | 104年 |
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担当者からのひとこと
担当:代表 鯛島
明治末期に建てられ、I様一族が代々住み継いでこられたお宅でした。損傷している部分が多く、リフォームにあたって既存部分の解体が非常に困難でした。下手をすると壊れてしまう恐れもありました。I様の「先祖代々の家を継承したい」という想いに応えるため、職人と一丸となり、熟考を重ねに重ね、慎重に工事を進めました。 無事、解体を終えたあとは、思い出とコストに配慮して柱や梁、建具など活かせるものは活かして施工を行いました。同時に耐震性や風通し、採光をよくしたり、ライフスタイルにあった間取りや設備で再生させました。新旧の部材を違和感なく馴染ませたり、大きな影がない照明で雰囲気良くすることにも、こだわりました。
お客様の声
川西市 I様
以前、自宅や経営する店舗のリフォームを依頼したことがあり、美想空間さんの丁寧な対応やセンスの良さには満足していました。今回、祖父母の住んでいた古民家を譲り受けることになり、「子どもの頃、ここに遊びに来ては祖父母に可愛がってもらいました。そんな楽しい思い出がいっぱい詰まった場所だから、建て替えではなくリフォームをしたい」と思い、迷わず依頼させていただきました。美想空間のプランナーさんは施主の好みや希望をくみ取るのが上手だと思いますね。