「趣味」を眺めて過ごすレトロハウス

奈良県で中古物件をお探しだったY様。
見つけたのは築44年の木造戸建て住宅。
日当たりの良い立地ではありましたが、間取りや建具が影響してどこか暗い印象でした。

しかし建物自体日当たりがいい事や、
レトロな雰囲気にしたいというY様の要望に合う、再利用可能なレトロ建具がいくつか残っていた事もあり
購入を決断されました。

元々２部屋の和室とリビングダイニングで区切られ光の通らなかった空間は、間仕切り壁を撤去し、そのほかの壁を白で塗装した事で広く光の抜ける明るいLDKになりました。
古建具を使用した室内窓でLDKと趣味部屋をつなげた事により、さらに明るくなり空間の広がりも強調されました。

LDKを含む家中の壁はDIYがご趣味という事で、Y様がご自身で漆喰を塗装されました。
塗られた漆喰はカルクウォールと言い、湿気や有害物質を吸収する力があり、健康にとても良いとされています。

趣味部屋は玄関と駐車スペースの両方からアプローチできる使い勝手の部分と、壁面を有孔ボードにした事で飾るように収納できる
見せる部分の両方に気を配りました。

水廻りは、洗面脱衣室、洗濯機、キッチンの動線をまとめたのでより家事のしやすい計画となっています。