CASE08 自由に暮らす「整いすぎない」平屋
美想空間が手掛けるリノベーション済み販売物件
コンセプト
古き良き趣の中に、ポップな新しさを感じる空間。異なる雰囲気がミックスされたこの家は、いい意味で整いすぎない。
「いつもは家でお酒を飲まないけど、カウンターで宅飲みしてみようかな。」「手挽きミルでコーヒーを淹れてみようかな。」「サイクリングデビューしてみようかな。」
暮らしも、いつもの自分"らしさ"をちょっと崩して、新しいことを取り入れてみるのはどうだろうか?
整いすぎない、だからもっと自由にいこう。
BEFORE
AFTER
プランニング背景
鶯の森駅の東側にある、ゆったりと流れる猪名川を背に徒歩6 分。のどかな自然を見下ろす丘に佇む、奥ゆかしい平屋がありました。
"らしさ"を崩したデザイン
古さは時としてイメージダウンに繋がることもありますが、その渋い風貌が居心地の良さを感じさせます。そのため、過去のコンセプトハウスでは、レトロやヴィンテージなど、古い既存に合ったデザインを多く手掛けてきました。
ですが、「暮らしをもっとワクワクさせるためには、家づくりに意外性を持たせることも大切なのでは?」この発想をきっかけに、既存を活かしたリノベーション"らしさ"をあえて崩すことにしました。
取り入れたのは、ポップな新しさ。普段は使わない色や形を採用し、鮮やかな遊び心を散りばめています。
ウッドデッキを新設して、自由度をプラス
裏庭のプライベート感を活かすために、眺めを楽しむだけでなく、ゆったりと過ごせる憩いの空間をつくりました。坪庭付きのウッドデッキはちょうどいい籠り感。ほどよく外を感じつつ、セカンドリビングとして寛ぐことができます。読書やブランチ、夜は星空を眺めながらお酒を楽しむなど、内と外の境界線を気にせず広々と使えます。
ウォークスルーの土間収納
アールの開口が心くすぐる、約5畳の収納土間。ロードバイクだってすっぽり。ツーリング後も汚れを気にせず、そのまま持って入れます。すべて可動式の棚なので、靴の高さやアウトドア用品の大きさに合わせて収納もできます。特にこだわったのが生活動線。土間からウォークインクローゼットへ直接アクセスできるようにしました。クローゼットの隣には浴室があるため、帰宅後すぐに外の汚れを落とすことができます。
光の「抜け」感にこだわったルックス
裏庭から差し込む、南東からの自然光を最大限に活かしています。
築44年の梁がよく映えるLDK。裏庭に接する窓はそのまま残し、天井は躯体現しにしました。勾配に向かって伸びる光と梁の陰影が、雰囲気をグッと高めてくれます。また、壁全体を淡いグレーで統一したことで、明る過ぎず、落ち着いた空間に。
趣のある空間ですが、キッチンには気分を上げるエッセンスを加えました。カウンターに使っているのは、鶯色を意識した鮮やかなグリーンのタイル。ちょっとムラのあるデザインが、他と上手く馴染んでいます。
DATA
入居時期 | 成約済 |
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竣工日 | 1979年(昭和54 年)12 月 |
リノベーション | 2023年7月完成 |
販売戸数 | 1戸 |
土地面積 | 203.42㎡(約61.53坪) |
建物面積 | 93.14㎡(約28.17坪) |
構造・工法 | 木造1階建て |
環境情報
深い木立に覆われた一帯に、野鳥が飛び交い、鴬(うぐいす)のさえずりが人々を楽しませていたことから「鴬の森」と名付けられた街。物件周辺は、スーパーやコンビニもない環境ですが、清々しい空気と緑は気分をすっと晴れやかにしてくれます。
阪急能勢電鉄「鶯の森駅」から1~2駅圏内には、ショッピングモール「イオンタウン川西」や、様々な種類の温泉が楽しめる「美健SPA湯櫻」もあり、地元の人々の憩いの場です。乗り換え1回、片道40 分で大阪梅田に出ることもでき、都会へのアクセスもしやすいです。