「あそび」で豊かになる住まい

賃貸のマンション暮らしでは手狭になってきたご夫婦が選んだのは郊外の木造戸建て。
2人で100㎡超えは少々広めですが、豊かに暮らしたいお2人にとっては丁度いいサイズ。
玄関ホールと独立していたキッチンも取り込んだLDKは約21畳。躯体現しの天井や三方から差し込む光、玄関や土間と繋がるガラス戸などが相まり体感ではそれ以上の広さに感じます。
在来工法の場合、そこまでの大空間を確保すると撤去できない柱や筋交いが現れますが、筋交いをアイアン素材に変更するなどして抜けを作り唐突な印象を和らげています。
ご夫婦で趣味のキャンプグッズを掃き出し窓から直接出し入れできる土間や、回遊できる家事動線なども計画されており見た目と実生活の豊かさが両立されたリノベーションとなりました。

DATA

総工費 1800万円
リノベーション面積 114.27㎡
家族構成 ご夫婦2人
築年数 41年
間取り 4LDK→3LDK

躯体現しの天井は、梁間を新しくベニヤ板で埋める事で家全体のナチュラルな印象に合わせました。

耐震上撤去できなかった木製の筋交いはアイアン製に変更。細いので視界がより抜けて空間を引き締めるアクセントにもなっています。

キッチンの腰壁は水や割れに強い左官塗料と塗装したシナベニヤを採用。素材を1つに絞らない事で空間全体の豊かさが変わります。

キッチン本体は使い勝手重視のシステムキッチン。食洗機は洗浄力抜群の海外製品に入れ替えています。

本好きのご主人が本を収納する棚を造作。この場所に合わせ特注したアイアン枠に、強度の高いゴム集成の棚板を設置しました。

玄関ホールの建具は施主様支給のこだわりガラス戸。扉に合わせ枠を造作しました。視界は通しつつも、目に見えない音や匂いは仕切っています。

玄関からつながる土間空間。予算バランスを考慮し床はモルタル調のフロアタイルを採用しました。

さらに奥へ進むとご夫婦の趣味であるキャンプのグッズ収納場所が。掃き出し窓前に配置したので外から直接出し入れが可能です。

花粉症のご主人が時期中に浴室乾燥をスムーズにできるよう、浴室↔︎洗濯機↔︎WICとすべての動線を一直線にまとめています。

2階寝室の一角にご主人が熱望していたこもれる書斎スペースを配置。元の押入れスペースを再活用したため今では「ドラえもん部屋」と呼んでいるそう。

リビングの一角にあるL字型の出窓前にベンチを造作。ここは読書をする定位置だそう。

施主様のこだわりで照明とスイッチは各場所ですべて物が違います。そのため専用の図面を作成しバランスを見ながら丁寧に配置しました。

BEFORE

BEFORE

AFTER

AFTER

担当者からのひとこと

担当者の画像

担当者からのひとこと

初めて現場に行った時にリビングのコーナー出窓が印象的で、ここに絶対ベンチを作る!と決めてプランさせて頂きました。
ベンチに腰掛け、出窓からも掃き出し窓からもお庭を見渡せるいいリビングが作れて嬉しかったです!!
あとは解体後、水回りに柱がたくさんあり、邪魔にならないよう収納の中や壁に吸収できるよう凸凹を利用するのに苦労しましたが、スッキリと収まってとても良かったです。

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