RC造の空間を活かした「ゆとり」のある暮らし

▼リノベーションのきっかけ
元々マイホームの購入を検討されていたO様。お2人とも「古いものがかっこいい」と思うタイプであったため、新築よりも、古さを活かして自分たちの好きなように作れ、なおかつ予算も抑えられるリノベーションをご選択されました。

▼テーマ
・RCの特徴を活かしたナチュラルインダストリアルなデザイン
・趣味のアウトドアを最大限に楽しむ用途多彩な土間計画
・お酒を楽しめるキッチン計画

▼ポイント①「躯体の荒々しさと木素材の融合」
リビングの天井、土間やキッチンとの開口は全て躯体現しにしています。しかし躯体をそのままにはせず、あえて凹凸を残したまま白で塗装する事で、圧迫感なく、躯体の素材感を残したままデザインとして取り込む事ができました。
土間空間の天井のベニヤ板やオリジナルの木製建具、キッチンカウンターの天板など、木素材を適度に取り入れる事で、RC躯体の荒々しさとのバランスを取っています。
外周に面する壁と天井は、新たに断熱材を入れ、ボードを貼った上に塗装を施しています。デザインを優先するあまり全てを躯体現しにすると夏暑く冬寒い家になってしまいますが、デザインと予算をうまく調整した事で、家の快適性も両立させる事が出来ました。

▼ポイント②「合計10畳の広々土間空間」
アウトドアがご趣味のO様。グッズの収納だけではなく、それらのメンテナンスも行いつつ、セカンドリビングとしても利用できる合計約10畳の土間空間を確保しました。
壁には、下地補強によく使用する針葉樹合板やOSB板をそのまま仕上げとして使用。棚等をつける際の下地になるのはもちろん、見た目もアウトドアの雰囲気によく馴染んでいます。
天井はラワンベニア を貼り、テントを干す事ができる長めのアイアンバーも設置しています。
広さも十分なので、アウトドアチェアやテーブルを置けば、お気に入りのグッズに囲まれながら、常にキャンプ気分を味わえるリビングとなります。

▼ポイント③「お酒を楽しむ造作オリジナルキッチン」
お酒好きなO様のために計画した造作キッチンは、カウンター付き。高さは、よくお二人で行っていた近所の立ち飲み居酒屋と同じ高さに設定されています。
カウンター側面の仕上げは、見た目はモルタルに見えるモールテックスを使用。この素材は水や傷にも強く、頻繁に使用する事を想定した作りになっています。
さらに上部にはお気に入りのお酒を飾る事ができる吊り棚を取り付け、見た目もお店のような雰囲気に仕上げました。

DATA

総工費 2000万円代前半
リノベーション面積 107㎡
家族構成 ご夫婦
築年数 45年
間取り 6DK→3LDK

同じアカシアをヘリンボーン貼りにしたダイニングキッチン。キッチンカウンターがダイニング代わりになっています。

玄関を入ってすぐの土間空間。壁はアウトドアの雰囲気に合いつつも、棚をつける際の下地にもなるOSB板を使用。

元々洋室だった空間を玄関からそのまま繋がる土間空間に。靴やアウトドアグッズを収納でき、セカンドリビングとしての役割も果たしています。

築45年の板張りの壁と建具はそのまま使用。経年変化したレトロな味わいが他空間と馴染んでいます。

階段を上がってすぐの洋室は壁を取り払い、オープンなサードリビングに。カーテンで仕切ることもできるので客間としても使用可能です。

お家の雰囲気に合わせて鉄管をあえて見せるようにした洗面。横幅いっぱいの鏡と造作の棚で、使い勝手も忘れません。

BEFORE

BEFORE

BEFORE

AFTER

AFTER

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担当者からのひとこと

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担当者からのひとこと

間取りの変更が難しいRCの戸建をどうやったらO様の満足いくものにできるのか沢山考えました。
元の建物のいい部分はうまく残しながら、快適に過ごしていただけるお家ができたのではないかと思います。
またお家での飲み会誘ってください!

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