継承する家

中古物件であっても稀に、彼らが継ぐために建てられたのではと思える家がある。
数十年前建築家が建てたというその家は、誰の色にも染まらないという、断固たる独特の佇まいがあった。
その意匠を継ぎ、色や素材は既存をオマージュしたものを中心に選びながらも、夫婦ふたりの感性を加えることで新旧が見事に融合。

個性を味方にしたことで、唯一無二の家が完成しました。

DATA

カテゴリー 中古買ってリノベーション
エリア 川西市
総工費 2500万円台
リノベーション面積 144.34㎡
家族構成 2人暮らし
築年数 42年
間取り 4LDK+S→2LDK+S+WIC

玄関の床、壁は外壁と同じ白いブロックタイル。既存を継承し、剥がれたところや欠けた箇所も同じようなタイルで補修した。

階段のアイアンの手すりは、柱の間隔を広げ抜け感を。デットスペースの収納もガラス扉を木製に変え、階段に合わせ塗り替えた。

元洋室をキッチン・ダイニングに。天井はコンクリートの躯体現しにし、素材感を楽しむ。

コの字型のキッチンは造作で作ったもの。ステンレスの継ぎ目をコーキングすると見た目も悪く、メンテナンスも手が掛かるので、作業台は敢えて高さを変えるおさまりに。

棚板は、防水加工の塗料でブルーに塗装。光と影さえもデザインに。

元のカーペットを剥がした床のボンド跡でさえ、アートに見える。

二階の廊下には、Peter Ivyの照明を。ガラスに光が反射して、部屋全体が落ち着いた空間に。

コンクリートとガラスの無機質感の中にポップな赤が差し色になり、素材と色の使い方が巧みな玄関。

和室は表層替えのみ行った。壁や柱の塗り替え、畳を入れ替えるだけで空間の印象が一変する。

ビタミンカラーのイエロー目地×外観をオマージュした白いブロックタイルの洗面。アイテム自体はシンプルにしながらも遊び心も。

洋室を一部屋まるごと使ったWIC。床は無垢のパーケットフローリング。手持ちの洋服の量とサイズ感を事前に伝え、ハンガーパイプの長さや高さを調整。

お気に入りの家具を並べた吹き抜けの空間。通称ミュージアム。「普段はここでこんな風に歯磨きしたりします」と笑いながら話すご夫婦。

見えるところはtoolboxのトグルスイッチで統一。ひとつひとつ抜かりないアイテム選び。

直線と曲線が織りなす造形美に、鮮烈な赤がアクセントを添える建築。

BEFORE

BEFORE

AFTER

AFTER

MOVIE

コーディネーターからのひとこと

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コーディネーターからのひとこと

RC造(コンクリートのお家)で 個性的な変わったお家がいいんです!というご要望。
とてもワクワクしたことを覚えています。

おうちでの過ごし方やおうちに求めること。
たくさんお話しながら、ご意見もいただきながら一緒に物件さがしをさせていただきました!

どんなクセ強なお家でもすっかりN様の色になっていて、リノベーションはおもしろい。

プランナーからのひとこと

担当者の画像

プランナーからのひとこと

初めて現場を見た時の感想は「変わった家やなぁ」でした。
形も色も美想空間の今までの案件の中でダントツに個性的なお家でした。
でも、躯体の壁に阻まれた空間の一つ一つに役割を付けて再編集するのはめちゃくちゃ楽しかったです。
他の方だったら「面白い建物だけどどうやって使う?」かもしれないですが、Nさまにはぴったりのお家になったと思います。
(あの丸い吹き抜けは普通の人にはきっと使いこなせない!)

インテリア大好きなお2人なのでこの後の進化が楽しみです!!

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