大阪・兵庫・奈良で中古物件のリノベーションを手がける会社、「美想空間」です。
これまで培ってきた、「楽しい暮らしづくりのメソッド」や「居心地のいい空間づくり」のノウハウをギュッと詰め込んだコンセプトハウス。
工事前から完成までをシリーズでお届けいたしますので、どうぞお付き合いくださいませ!
vol.6 心地よく暮らすために必要な断熱
川西市でリノベーション工事中の中古平屋の物件。工事もかなり進んできました。
玄関を入ると右手に大量に置かれていたこちらの白い袋。
この正体は…壁の中に埋め込んでいく断熱材です。
断熱材は元々の物件にも入っていたようですが、なにせ築51年の物件。
柱や土台の状況などを確認するために表面部分をまるっと解体した際に、まるで埃の塊のような、カスカスの状態の断熱材が出てきました。
それらを全て取り払い、今回新しく断熱材を入れていきます。
白く敷き詰められた断熱材
その上から壁となる板を張ります。
ちなみに右側が断熱材がまだ入っていない状態です。ベースが整った部分から順に工程が進んでいきます。
そして壁だけでなく、床と屋根には違うタイプ(ボードタイプ)の断熱材を使用しています。
床の下部にも敷き詰められています。
天井部分にも…
このように垂木(たるき)の間に断熱材を敷き詰めていくのですが、この工程が実はなかなかの手間なのだそうです。暑さや寒さをしっかり防いでいくためにもとても大切な工程なので、しっかり行なっていきます!
また、断熱対策を行っていると冷暖房が効きやすくなるので省エネにもなります。
後々に電気代が節約できると考えれば、長期的な視点で断熱に力を入れるのもいいかもしれません。
庭がこんなことに…!
さて、以前vol.3で「新たな発見があった」とお伝えした庭のことは覚えてくださっていますでしょうか?
解体前の庭はこのような様子でした。
一般的な芝生の庭だとばかり思っていたのですが・・・
物件の解体にあたって庭の雑草や木の剪定を進めたところ、なんと大量の石や岩が登場しました!
こんなに?!笑
よくみると飛石もあります。
日本庭園風の庭だったんですね。
草や木に埋もれ、解体されるまで私は全く気が付きませんでした。
こちらの石たちも綺麗に磨き直して再利用を検討しているそうです。
庭の雰囲気もガラッと変わりそうで楽しみです!
また、元々は木がたくさん生えていた庭だったのですが、厳選した既存のものと新しい植物を織り交ぜてまた違った形の庭にしていくそうです。
元々あった椿の木。こちらは無くなっていました。
その際のポイントは『景観は守りつつ、極力ほったらかしても大丈夫なもの』とのこと。
植木屋さんに毎回来ていただかないといけなくなってコストがかかってしまったり、
お手入れが面倒で放置した結果 枯らしてしまうのを防ぐためだそうです。
景観を大切に考えつつも、住み続ける人のことを考えた、さりげない心遣いが嬉しいですね♪
以上、今回は断熱と庭のご紹介でした!
だんだんと新しい家の輪郭が見えてきましたね。
どんな風に変貌を遂げるのか、ぜひ楽しみにしていてください。
完成見学会は6月予定
こちらの物件の完成見学会は6月を予定しています。
日程が決まり次第こちらのHPとinstagramにて随時告知させていただきますので併せてチェックしていてください♪