結婚、子育て、仕事、プライベート、お互いの家族の事。
結婚をして誰かと生活を共にすると「自分優先」でできていたことが「夫婦の」「子どもの」「お互いの家族の」と複雑に絡み合って考えることが多くなります。
どこを優先して、何を譲って、どうやって「一番いい状態」を築いていくか。“家を持つこと”はその最たるもの。
誰もが直面しそうなその境遇を乗り越えたSさまご夫婦にお話をお伺いしました。
新築に憧れを持っていたけれど・・
それまでは賃貸マンションで暮らしていたSさまご家族。
しかし賃貸マンションの暮らしはどうにもこうにも気を遣う場面が多く、お子様にも「ダメ!」と言うことがどんどんとストレスになり・・
走るのダメ!落書きダメ!汚したらダメ!
とにかく「ダメ!」と言うことが多くて、もっとノビノビできる環境が欲しいなと思っていました。
もともと戸建てに暮らしたいというのは夫婦共通の希望。
とは言いつつもやっぱり新築に憧れはありました。
実家が築古の家だったということもあり、地震も経験したし、寒いし、動線も設備も使い勝手も悪いし・・とにかくイメージが良くなかったんです。
逆にわたしはDIYが好きだったこともあり、自分たちでコツコツつくっていく家づくりがしたいなって。
そう思うと中古物件の購入して、リノベーションするのがいいのかなって思ってはいて。
新築の建売や注文住宅も考えたんですが、“なんか違うな・・”と思うことが多くて。
色んなパターンで家を持つことを考えましたが、賃貸暮らしの時は築浅マンションで実家近くという、わたしの気持ちを優先してもらっていたので、家を持つ時は夫の気持ちを尊重したいなと思っていました。
元々赤の他人の夫婦。生まれ育った環境や趣味嗜好もまったく同じとはかぎりませんので、考え方も異なって当然。
特に家を持つことになると、これから先何十年と付き合っていく話になります。
そうなると夫婦、家族の気持ちをしっかりと合わせていくことが大事。
とはいえ、中古物件に対しての希望は沢山ありました。
なのでそんな希望の家があるのか?と半信半疑ではありましたね。(笑)
リノベーションの夢を叶えるべく、まずは中古物件探しを開始しました。
そんな時ある住宅情報サイトで美想空間のコンセプトハウス(自社で物件を買い取りリノベーションした戸建て物件)の存在を知り、見学に行くことに。
そこには築54年の木造戸建てが美しく生まれ変わった姿があり、ご夫婦ともに大絶賛。
早速、美想空間のInstagramをチェックすると相談会を開催するとの情報が。
自分たちでやみくもに物件探しをしていたけど、このままじゃ決まらないと思って相談会に参加してみることにしました。
まさかのエリアで希望物件に!!
美想空間のショールームであるKLASI COLLEGEに訪れ、ショールームの雰囲気を気に入ってくださったSさまご夫婦。
キレイ過ぎないこの雰囲気がまさに理想通りと言いますか。
単純にいいな~って思いましたね。
相談会では代表の鯛島が担当。
鯛島さんの話も分かりやすくて。
話も分かってくれて、すごく話しやすかったです。
更に物件探しからリノベーションまでワンストップでしてくれるというのもポイントが高かったです!
美想空間では、物件探しからお手伝いさせていただいております。
稀に「不動産屋さんで先に物件を購入したのですが、リノベーションだけお願いできますか?」とご相談いただくこともありますが、『いいな!』と思う物件があれば、不動産屋さんに問い合わせする前にリノベーション会社に相談されることをオススメいたします!
その理由は・・
①専門知識を持っているプロが“リノベーションに向いているか”しっかり見極めて物件探しを行います!
②物件+リノベーションをセットでローンを組むことで、別々でローンを組むよりも金利が下がります!
③物件探しー契約ー工事のスケジュールがまとまり、お引越しまでのスケジュールがスムーズです!
リノベーションを検討されている方は、着手する前に是非、ご相談ください!

物件探しの時に、特に“ココ!”とエリアは限定していなかったのですが、ピンとくるところが無く・・
奥さんの実家にも程近く、わたしの仕事からもアクセスしやすい寝屋川市、交野市、枚方市・・その辺りを見てましたがう~ん・・という家ばかりで・・
さっきも言ってた様に、中古物件に対する希望も多かったのも事実。
家探しは半年ほど掛けて、トータル10軒くらいは内覧しましたね。
そんな時に、コーディネーターから連絡が。
条件に当てはまるいい物件がありました!ただ『川西市』なんですって。
え?川西市って・・どこ・・?!って正直なりましたね(笑)
美想空間のお客様も川西市にお住まいの方も多く、都心へのアクセスも許容範囲内、手頃な物件が多く、子育てにも適した自然溢れる環境、ということで最近は人気のエリアです。
とにかく一度行ってみよう!って連れて行ってもらったんです。
それがまさにヒット!ご夫婦が考えていた条件が見事にマッチし担当コーディネーターも太鼓判の物件でした。
それまでも別の物件を見た時にダメな時は「ここはダメですね、やめときましょう」ってすぐ切り上げる時もあって。
正直に伝えてくれているという実感があったので、『ここはすごくいいですよ!』と言ってくれたのが後押しになりました。

▲内覧時にここはこうして・・と妄想も膨らみ、コーディネーターとの話も盛り上がったそう。
予想の斜め上のエリアの提案に悩む日々・・
いい物件は見つかったものの、縁もゆかりもなく知り合いも誰一人いないエリアに購入を踏みとどまったという。
本当に知らないエリアだったので、悩みましたね・・
ここにきて地元を離れる寂しさも出てきて・・
家の条件とエリア。
きっとこれから家づくりをされる方は絶対直面する悩み。
完璧な物件が無い中で何を優先して、何を妥協するか。こればっかりはご家族でしっかり話して決めるしかないと思いますが、そんな時にこそしっかり相談してほしいと思います。
ご家族だけでの話し合いではなかなか前に進みにくいこともあるかと思います。
「どんなことで悩みでどこを解決するとスッキリするか」。
わたしたちがしっかり話を整理して解決策を提案できればと思いますので、なんでも気軽に相談してくださいね!
悩み抜いたSさま。ついに購入の決断をしました。
家の条件とエリアで悩んでいたのですが、最終的に決断できたのは「子どもたちにとっての環境」でした。
上の子が小学校に入学する前にと思っていましたが、それより少し前からその地域に馴染んで暮らしていくことが大事と保育士をしている姉の助言もあり、購入と引っ越しを決断しました。
このままずるずる悩んで逃して、子どもたちに我慢させ続けるのはよくないなって思って。

▲駐車スペースも2台有り、隣との間隔もあり、家の前の道路も広い。郊外ならではの魅力。
いざリノベーションスタート!
さぁ、これから本格的にリノベーションがスタート。
一番の希望は子どもが走り回れる広いリビング。もともとダイニングキッチン+和室だった1階をすべてつなげて、天井も上げて大空間リビングにするプランに決まりました。
プランナーの砂川さんがA・B・Cの3パターン出してくれて。
すげぇ、こんなに変わるんやー!と感動しました。
全部良くて、それぞれ調整してもらっていいとこどりしたプランにしました!
壁を取り払う工事が始まるとダイニングと和室の間に柱と筋交いが登場。耐震強度のためには残す方がいいですが、LDKとしては邪魔になります。
元々中古物件に不安を感じていた奥様。
そんな奥様の気持ちを和らげたのは、美想空間からの提案。柱と筋交いを移設し、耐震性を担保させたまま開放感も得られるという方法でした。
これで奥様も納得し、夢だった大空間リビングを実現することができました!

▲筋交いは残ったが、今ではいいアクセントに。

▲お子様もワンコも走り回れる広々リビングが完成。
自分たちで作っていった家が完成!
リペア業を営むご主人は、DIYが得意。また家を自分たちでコツコツとつくっていきたいという希望もあり、8割完成でお引渡しを行いました。
壁も下地ボードのまま、棚板の設置や庭に芝生を敷いたり・・とコツコツと仕上げていきました。
リペア業とはいえ、塗装は初めて。なかなか苦戦しましたがこれもいい思い出です。
夏だったのでとにかく暑かったですね・・
お互いの家族に手伝いに来てもらって・・いい思い出にはなりましたが、わたしはもうしたくないかも(笑)
DIYでの仕上げはお引き渡し後に行っていただきます。
コストカットを含め、それよりも家族の思い出が増え、家にも愛着が増し、「これがわたし達の家!」という自信と誇りに近いものを感じることができるかも。

▲ご家族総出で塗装したときの様子(S様提供写真)

▲塗装中の玄関と完成後の玄関。塗装も棚板の設置もDIYで仕上げていきました。(S様提供写真)
子どもたちの落書きも「いいよ!書いちゃって!」って寛容になりましたね。
また上から塗ればいいやって。

▲既に刻まれたお子様の落書き。
引っ越しから1年半。以前と今の暮らし。
お引越しされて1年半が経ち、以前とはどのような暮らしの変化があったのでしょうか?
賃貸暮らしの時は、子どもを連れて行くのはショッピングモールだったのですが、今は公園とか自然の中。
何も無いからこそ、要らない情報に振り回されないと言いますか。
コミュニケーションも増えて、前より子どもたちと向き合える時間も増えました。
引っ越してから、ずっと憧れだったTRUCK FURNITUREのFK SOFAを迎えました。
このソファが似合う素材感のある家にしたかったので、それが実現出来て嬉しいですね。
こうやって少しずつ欲しい物を手に入れて、自分たちらしい暮らしができているなーって実感します。

▲自然とみんなが集まるお気に入りのソファ
あとは子どもたちが自発的に動くことが多くなりましたね。
親のわたし達にも余裕ができてきたからなのか?ヤイヤイ言わなくなったことが良かったのかも。(笑)
キッチンが広くなったので、子どもたちもよくキッチンに立つようになりました。
あとは、お花の水を変えてくれたり。
気持ちの余裕があるって大事ですね、やっぱり。

▲3人立っても広々キッチン。クリスマスはみんなでケーキをつくったとか。

▲お花のお世話はお子さまのお仕事。
あと、リビングに置いた家具をなんちゃって縁側にしてて。
そこから子どもやワンコたちが大きな声でいってらっしゃい、おかえりって出迎えてくれるんですよね。
以前の暮らしだったらご近所の迷惑になるからって大きな声を出すのも躊躇してたのを、今はご近所さんも「元気でいいね~」って仲良くしてくださってます。
ご近所さんにお菓子をもらったり、手作りのジャムをおすそ分けしてもらったりして。
昔ながらのご近所づきあいにほっこりします。

▲3人並んでここからご近所さんに挨拶しているそう。
自分の事を話す、それがリノベーションには大切なこと
思ってもいない場所での暮らしを今となっては楽しめていますが、沢山の不安を乗り越えたからこそ見えた暮らし。
そんなリノベーションを楽しめるコツとは?
自分のことや家族のこと。アレしたい、コレしたい、でも不安に思うこと。
とにかく思っている事を全部伝えることが大切だと思います。
コーディネーターの方もプランナーの方も皆さんプロ。
経験と知識が沢山あるからこそ、その時に感じたことをプロ目線ではっきりと示してくれます。
それを信じて進めることが大事かな、と思いますね。
これからは、2階のリノベーションや外回りをゆっくりと整えていきたいとご夫婦。
悩みぬいた中古物件購入、そして自分たちでつくりあげてきたDIYリノベーションでしたが、ここだからこそできた暮らしを楽しんでいる姿にとても嬉しく思いました。
最後に撮影裏話。
お引越しされてから迎えたという念願のワンコとの暮らし。
散歩に適した公園も多く、ご近所さんにも犬友もできて、ますますここでの暮らしを楽しんでいるSさまファミリーなのでした。
