2022.9.24

まさに運命だと思いました。

店舗リノベーション

家族構成 夫婦+子供2人
リノベーション面積 85㎡

物件との出会い

ご主人:もともと僕の地元で、今住んでいるところは近所なんです。物件と出会ったのは本当に偶然の巡り合わせでした。散歩がてら商店街に寄ったら、空き家の張り紙が貼られたこの物件を見つけました。昔は、まぁまぁ人の集まる商店街でしたが、今では全然人もいなくなって…。

奥さま:夫からその話を聞いて、「じゃあ、住みながら私がお店をして地域の人が集まれるカフェにしようよ。」と提案したんです。家でカフェをすれば、仕事と育児が両立できるのでいいなと思ったんです。

ご主人:妻の後押しもあってこの物件を購入できましたが、そこからが大変でした。実は、他社さんに設計を頼んでいたのですが、僕らの希望とマッチしなくてなかなかプランが完成しなかったんです。

美想空間を選んだ理由

ご主人:きっかけは、美想空間さんが運営しているKLASI COLLEGEでした。ドライブに行った時に、謎の白い建物を見つけて、それがKLASI COLLEGEだったんです。(笑)

奥さま:カフェの他にも色々イベントをしている所だと知って、その中でもバリスタ体験ができる“大人の習い事”にすごく興味が湧いて、お邪魔させていただいたんです。そこで出会った講師のスタッフさんに、リノベーションをやっている会社だと紹介してもらいました。

ご主人:まさに運命だと思いました。ちょうど家づくりが難航しすぎて諦めようと思っていたタイミングだったんです。

奥さま:私自身、飲食で働いた経験がなかったので、カフェもしている美想空間さんはまさにぴったりで、色々な良い条件が重なってより運命を感じたよね(笑)

家づくりのこだわり

ご主人:奇をてらったような遊び心のあるデザインも欲しいなと思っていましたが、でも一番大事にしていたのは、掃除のしやすさでした。とにかく、汚れやほこりが溜まらないよう、溝や隙間を無くすようにしました。

奥さま:例えば、洗面台はボールの部分をはめ込み型ではなく、台と一体型のものを採用しました。台との間に汚れが溜まったり、パッキンが黄ばんでしまうことが嫌だったので。

ご主人:あと、寝室とダイニングの仕切りも下にレールがない物を選びました。レール掃除が無いって本当にストレスフリーです。あとは、プロジェクターを映す漆喰の壁かな。映像が鮮やか見えるのでお勧めです。

奥さま:私は写真を撮るのが好きなので、写真映えする漆喰の壁は重宝しています。よく壁をバックに子どもたちの写真を撮ってます。

カフェづくりのこだわり

ご主人:天井ですね。実は、市民センターを含めたこの辺り一帯の商店街の建物は、建築家の坂倉 準三さんが設計された物件なんだそうです。
そんな特別な建物なら尚更、元々ある部分を残したリノベーションがしたいと思って。唯一残せたのがカフェの天井でした。

奥さま:築年数もかなり経っている物件なので、あちこちボロボロ。2階の天井もカフェと同じようにしたいと主人は希望していたのですが、雨や日照りで劣化していたので塗装したんです。

ご主人:あと、よく見るとコンクリートなのに木目の模様がついているんですよ。昔は、木枠に流し込んでコンクリートを固めていたからだそうです。カフェのある1階だけが、雨や日照りの影響を受けず昔の面影を色濃く残してたんですね。だからこそ塗装は何もせずありのままを残しました。

家づくりで楽しかったこと

奥さま:一番は選べる楽しさです。特に、楽しかったのはタイルの打合せ。壁紙とか、洗面とか、キッチンはあまり凝ったデザインの物を選ぶと空間がごちゃっとするかなと思って、シンプルな物を選びました。でも、タイルは空間のアクセントとして使えるので、色々なデザインに挑戦できて楽しかったです。

ご主人:僕は間取りですね。とにかくスペースの無駄遣いゼロを目指して廊下も極力無くしました。理想の間取りができた時は、ピースが綺麗にハマった感じの気分になって…すごく爽快でした。

予算のために工夫した部分

ご主人:実はこの商店街のあるエリア一帯が防火指定区域なので、防火の窓や扉が必須なんですよ。そこにお金がすごくかかりましたね。

奥さま:あと、防火性の窓や扉ってスチールとかの金属性の物なので、結構冷たい印象になってしまうと思うんですよ。カフェは温かみのある空間を目指していたので、すこしでも入りやすそうな雰囲気にするために苦労しました。

ご主人:結局、カフェはデザインにこだわることができる扉も窓も造作を選びましたが、それでもコストを抑える工夫をしました。実は、はじめは全面ガラス張りの引き戸にするプラン計画だったんです。でも、担当の藤田さんが「足元は隠れている方がお客様が緊張せずに過ごせる」とアドバイスをくださったので、大きめの窓を設けることで妥協しました。さらに、開閉式ではなくフィックスタイプを選んだことで、よりコストダウンができました。

打合せはいかがでしたか?

ご主人:家づくりもカフェ運営もイメージができなかった僕らを、目から鱗な提案でぐいぐい導いてくれる鯛島さんのおかげで困ることがなかったですし、丁寧に僕らに寄り添ってくれてる藤田さんのおかげで1つ1つ納得して家づくりを進めることができました。まさに最強コンビでしたね。(笑)

奥さま:おふたりに任せていたらなんとかなる!と安心して家づくりができました。打合せ以外の時に私たちの意見が食い違ったら、とりあえずふたりに相談するようにしてたよね。

ご主人:そうそう。なんでも相談しやすかったですし、ちゃんと僕たち両方の意見を上手くミックスする形でまとめてくださったので、そこがすごく良かったですね。

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