今回訪れたのは、堺市にお住まいのN様ファミリー。
中古物件リノベーションでありながら、新築同等レベルの「断熱性」や家事楽動線がしっかりと確保できた「回遊性」をつくるには緻密なプラン計画がありました。
「こんな細かい要望を言ってくるお客さん、プランナーさんは相当大変だったと思います」と笑いながら仰るご主人さんを中心に進められた家づくりのお話しを伺いました。
校区を変えたくないから狭い範囲で新居を探すものの…
東京でマンションを購入し暮らしていたN様ファミリー。
大阪に転勤になり、数年の仮住まいの気持ちで賃貸マンションに暮らしていたけれど、思いのほか長く暮らすことになり、お子様たちも大阪にずっと住みたいと希望。
それならば、いっそのこと大阪で家を建てよう!と決意しました。
当初は大手ハウスメーカーの木の家を建てたいと思い土地を探すものの、お子様の校区を変えない立地という狭い範囲では、広さや利便性の希望を満たす土地が見つからなかったそう。
そこで、中古一戸建てにも目を向け、買って取り壊し、更地にして注文住宅を建てようと計画するものの、防火地域で鉄骨造の家を建てないといけないエリアということで予算内に収まらないことが判明。
何か策はないだろうかと調べているうちに「中戸建てをリノベーションする」という方法を見つけ、興味を持ってくださいました。
ちょうど希望通りの立地に築 42 年の鉄骨造一戸建てを発見!
この鉄骨造一戸建てを購入し、リノベーションをする決意を固め、次はリノベーション会社を探すことになるのですが、木造一戸建てに対応する会社はたくさん見つかるものの、鉄骨造の一戸建てだとかなり選択肢が少なくなるという現実に直面。
とにかく鉄骨造の一戸建てをリノベーションしたYouTube などで検索し続け、中でも好みのデザインな施工例を紹介していた会社に問い合わせました。
あの頃は YouTube をたくさん見て、情報収集をしていました。
その中で美想空間さんを見つけたのがきっかけです。
コストと提案内容と、何より施工事例の「ワクワク感」が決め手に
3 社にしぼり、見積もりを作成してもらい検討したけれど、実は、心の中ではこの美想空間にお願いしよう、とほぼ決まっていました。
施工例に遊び心や夢があって、こんなリノベーションがしたい!と思ったんです。
提案された内容も気に入り、コスト的にも納得。
マストの要望は「キャンプ道具を出し入れしやすい土間収納」と「回遊動線」、さらに「縁側のような小上がり」。
特に回遊動線はプランナーと共に何度も練り直し、こだわり抜きました。
BEFORE:開放感はあるけれど、年代を感じるデザインの玄関
AFTER:ナチュラルで爽やかなデザインに。玄関から土間収納につなげ、収納力を飛躍的
にアップ。
AFTER:以前はマンション暮らしだったのでとにかく出し入れが大変だった。でも今は本当に快適です。と喜ぶ奥様。
AFTER:縁側のようにつかうこともできる小上がり。造作したデスクでリモートワークも捗ります。と喜ぶご主人。
リビングに入る前には様々な用事がすべて終了。なんてスムーズな動線!
家族用玄関と洗面室をつなげ、脱衣室兼ランドリールーム→パントリー→キッチン→LDK→ファミリークローゼットを回遊できるように結びました。
これまで行ったり来たりしていた動作がウソのようにラクになりました!
高校生の娘の「洗面室と脱衣室を分離してほしい」という要望を叶えることができたのも嬉しいです。
AFTER:担当プランナーと微調整を重ね、完璧なまでのスムーズな動線を描くことができました。
洗濯も料理も数歩で完結。一戸建てになって生活しやすくなった!
当初、キッチンは片方だけ壁付けになっているペニンシュラ型の予定だったというが担当プランナーより「絶対アイランド型の方が便利ですよ!」と提案されアイランドキッチンに。
キッチン周りにはパントリーや壁付け収納などあちこちに収納があり、人気の海外製食洗機も導入。
キッチンの続きに脱衣室兼ランドリールームにはガス衣類乾燥機があり、料理の合間に洗濯もでき数歩で家事が完結。
水回りを1階に集約し、回遊動線で結んだので、一戸建てになって、マンションよりずっと生活しやすくなりました!
BEFORE:壁付けタイプのキッチン。奥には和室が続く。
AFTER:プランナーが提案したアイランド型キッチン。
AFTER:セカンドリビングとして使っていきたい仰っていたデッキテラス。
床・壁・天井に断熱材をプラスして、樹脂の内窓に。災害への備えも万全!
スケルトンにした時に特に構造に不具合はなく「しっかり造られていますよ!」と太鼓判を押されたこともあり耐震性は安心していたN様。
けれど、鉄骨造ということもあり断熱性には不安が。
きっと年齢を重ねてもずっと住む家だから、ヒートショックのことなども考えて断熱性には力をいれました。
担当プランナーと相談しながら、断熱レベルが適正な基準になるように床・壁・天井に断熱材をプラス。
また、樹脂の内窓(インプラス)を付けることで飛躍的に断熱性が高くなりました。
さらに、太陽光発電やエコキュートなども装備し、災害への備えも万全。
確かに予算は高くなりましたが、補助金がもらえるし、将来の安心安全のためには必要なことだと思っています。
AFTER:床はオークのムク材。しっかり床下断熱がされているので寒い冬でも床暖房が入っている
のかと間違うほど暖かい。
リノベーションには「ベストを探る楽しさ」がある
プランが完成したところでふっと力が抜け、デザインに関しては、ほぼプランナーのご提案通りだとか。
自分では違う方がいいかなと思っていたことも、実際に完成したら絶対提案してもらった方が断然お洒落。
デザイン面はプロに任せた方がいいと実感しました(笑)
そして完成した家は、後悔無しの100点満点の家!!
「全部新しくするのではなく、ある程度の制約がある中でベストを探る楽しさがリノベーションにはありますね。」
リノベーション期間中は、調べることも決めていくこともすべてが楽しかったとか。
プランナーさんは大変だったと思います。
調べまくってるし、要望は細かいし…。
僕が逆の立場だったら絶対イヤなお客さんです(笑)
出張で徳島にいた時もオンラインで打ち合わせをしたりして。プランナーさんには感謝しかないですね。
担当プランナーとテレビ電話で話して決めたオリーブ。今後の成長が楽しみとはにかむN様。
N様も担当プランナーも全力を注ぎ、しっかりと計画を練ることで、将来まで安心安全な家族を守る終の棲家が完成しました。
最後に撮影裏話。
撮影したお写真をお送りしたところ、「とっても素敵で感動しています!」ととても喜んで下さっていましたが、わたしからすると「いやいや写真通りのとってもかっこいい素敵な家ですよ!」と突っ込まずにはいられませんでした。(笑)
これからも末永いお付き合い、よろしくお願い致します!