2024.6.13

子から親へ。バトンを繋いだリノベーションリレー。

マンションリノベーション

家族構成 2人暮らし
間取り 4LDK→2LDK+ファミリークローゼット
リノベーション面積 82.04㎡
築年数 38年

一足先にリノベーションをした娘さんに相談したら、トントン拍子に進み・・・

以前のお住まいから徒歩圏内のお近くで中古マンションを購入し、リノベーションをしたMさまご夫婦。そのきっかけは?

以前のマンションは築50年だったけど、管理が行き届いたいいマンションでした。けれど、間取りはいわゆる田の字型。真ん中にあるリビングに光が入らなくて、日中でも暗い。

バルコニーも狭くて、洗濯物を干すのに苦労していました。収納も少なかったし…。手狭でしたね。

中古物件を購入してリノベーションしようか考えていた時に、一足先に美想空間でリノベーションをした娘さんにたまたま相談したとか。

娘がお世話になった、美想空間のコーディネーターの蠏さんを紹介するよと言われ、その場で電話をかけてくれて蠏さんとコンタクトを取りました。トントン拍子で話しが進んでいきましたね

他のリノベーション会社を検討したりは無かったのでしょうか・・?

いや、娘が美想空間さんでリノベーションをして満足していたしね!

それに娘の家がお洒落で。素敵よね。いいなと思うところがたくさんあって、マネしました(笑)

↑数年前に弊社で担当させていただいた娘様ご夫婦のご自宅。人気の事例です。詳しい事例はこちらから➡事例ページ

 

オーソドックスではないマンションの造りに「ワクワクする!」

生活圏を変えたくないということで、近場で中古物件を探したというMさま。そんな時に出会ったリノベ必須の物件。

空き家だったのですが、たばこのにおいが染みついていて、壁も黄色に変色。物件の環境は良かったけど、内装の状態は正直良くなかったですね・・。このまま住み続けるのは無理だろうな。と。

↑壁の変色や畳の状態が気になる、内覧時の状態。

不動産業者さんいわく、何組か見学に来たけれど、室内を見て断るという方ばかりだったとか。それでもこのマンションの購入を決めた理由は?

田の字型じゃなくて雁行型で、少し変わった造りだったのでおもしろい間取りができるかなと思って。それに80㎡と広いのも魅力でした。

わたしたちはスケルトンにするリノベーション前提だったので、においも汚れも関係ない。逆にリノベーションのしがいがある!と思いました!
また、コーディネーターの蠏さんも“おもしろいリノベーションができそうでいいですね!”と背中を押してくれ決断できました。

↑フルスケルトンにした工事中の様子

  

人はゆったりと、物は少なくという「M・Mの考え方」がコンセプト

もともと4LDKだった間取りを2LDK+ファミリークローゼットに間取り変更されました。

僕は収納いらない派なんです。
某企業のスローガンをもじったものですが、Man(人)Maximum、Mono(物)Minimumという考え方。
人の空間は最大限とって、物は少なくていい。収納があるから物が増えるんですよ。

確かに納得。収納が多ければ多いほど物が増える。なので、各部屋にクローゼットはつくらず、ファミリークローゼットだけのプランにしたのですね!

ファミリークローゼットに入り切らないほど、物を持たない。
物は増やさない!

今までも引っ越しの度にたくさん捨てたんですよ(笑)。
収納をひとつに集約することで、本当に片づけやすくて!一番気に入っている場所かな。

LDKはかなり広くて窓も大きいことから陽当たりも抜群。キッチン前の空間にもゆとりがあります。

この空間は“土間”って呼んでいます(笑)。用途を限らず、いろんなことに使える場所。

部屋干しのスペースに使ったり、孫が遊びに来たら遊び場所になったり。自由な空間ですね。

空間に奥行と陰影をもたらすためにこだわった「照明計画」

照明にはひときわこだわったというご主人。明かりをつけると印象がガラッとかわりました。

出張先のホテルやお洒落な図書館で感じるんですよ。光の陰影を。
こういう雰囲気を採りいれて、平板な空間に奥行をもたらしたいなと思って。

間接照明を入れるなど工夫された光の陰影が空間に奥行を感じさせ、陽当たりがいい明るいリビングから一気にシックな雰囲気へと変貌します。

プランナーの岡崎さんはめんどくさかったと思いますよ。こちらからのリクエストが細かいし(笑)

予算もかけたよね。こんなに照明にお金を使うんだって思ったもの(笑)

実はプランナーの岡崎も「Mさま邸のこだわりは何と言っても照明!!」と言っていた照明計画。

その想いがしっかりと伝わる部屋に出来上がっています。

 

マンションだからこそ大事な断熱計画!

マンションは窓やサッシは共用部とみなされ、工事が出来ない箇所。

築年数が古いマンションだと、窓からの隙間風が気になるところですが・・

うちの家は全てインナーサッシ(内窓)が入っています。
前の家にも入れたのですが、効果は素晴らしい!
隙間風がないし、静かだし、あったかいし。
玄関やキッチンの小窓はどうしようか悩みましたが、あまり予算が変わらなかったのですべての窓にインナーサッシ(内窓)を付けました。

雨の音が聞こえないくらい、静かですしね。

補助金が出ることで採用される方も多い内窓ですが、Mさまは「補助金はもちろん申請しましたしありがたいですが、もらえなくても取り入れました。それぐらいインナーサッシは神です!」と、太鼓判。

 

気になることはすぐに伝えて、すぐに修正!

家づくり期間中にMさんは仕事の合間を縫って何度もKLASI COLLEGEに足を運んでくださったおかげで、伝えづらいことも細かく打ち合わせできました。

振り返ってみて、リノベーションは楽しかったですか?

いやー、楽しいというより、ずっと考えていましたね。(笑)
収納スペースは本当にこれで足りるのだろうか、とか。自問自答を繰り返して、考え抜きました。

私は楽しかったですよ!
岡崎さんと一緒にショールームを回って、最新のキッチンを見たり。どんな風になるんだろうってすごくワクワクしていました!!

たくさんたくさん悩みに悩んでつくり上げる家づくり。だからこそ完成した家への想いは一入。完成した家に訪れた際には感動したそう。

内覧時に訪れたあの家がここまでなったか~と感動しましたね。

ですが一つ気になることがあったとか。

廊下とリビングを仕切る框部分が、塗装をされていて。
でも、木のままの方がいいんじゃないかって思って、塗装を剥がしてもらうことにしました。

その後、すぐに補修工事をさせてもらいました。

キレイに跡形もなく塗装を剥がして、キズひとつない。魔法使いのような職人さんだって思いましたよ。

 

自分の頭の中を整理して、イメージは具体的に伝わるように

次の方へリノベーションのバトンを繋げるべく、アドバイスをお願いします!

相手に的確に伝えられるように、こちらも頭の中を整理すること。そしてイメージを具体的に資料で見せることが大切かな。
シックな雰囲気に、と言ったところで、シックのイメージは人によってちがうから。

キッチンのタイルやレールのライトなど、(先にリノベーションをした)娘の家のいいなと思うところもいっぱい写真に撮って岡崎さんに送ったよね。

僕も照明のイメージを伝えるために、出張先のホテルや図書館の写真を送ったりしました。プランナーの岡崎さんはどうやってカタチにするか悩んだと思うけど(笑)

具体的に伝えていただいたおかげで、Mさまの頭の中で描いていた理想をカタチにすることができました。

自分の好みを的確に伝えるためにも、イメージ共有は大事な成功の要です。

インスタグラムやピンタレスト等、スクリーンショットを撮ったり、写真を保存したりして、アルバムを作ってまとめておくと自分の好みが分かりやすくなりますよ!

 

最後に撮影裏話。

プランの話をする際に、ご主人が「見ます?」と言って取り出したのが10センチ以上ある分厚いファイル。

その中にはファーストプランからのすべてのプラン図や担当者からのメールをプリントアウトしたもの、ご主人が手書きで書いた照明計画やイメージ資料まですべて保管されていました。プラン図にはご主人が赤ペンの細かい字で修正点や疑問点をびっしり書き込まれたものも。

リノベーションに真剣に向き合ったからこそ、こんなにも素敵な家が完成したのだと納得しました。

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