奥様がずっと憧れていた古民家暮らし。
大阪市内のマンション暮らしから180°も変わった暮らしを叶えるには沢山の苦悩があって・・?
実はご主人は「利便性のいい新築派」だったとか・・?
それまでは、通勤に便利な場所ということで大阪市内のマンションで賃貸暮らしをされていましたが、ある時奥様の妊娠が分かり、奥様はお仕事を退職。
その時に「これで好きな場所に住める!」と、家探しのスイッチが急激に入ったとか。
賃貸暮らしをしていたのですが、家賃がもったいないな、と思ったのがきっかけです。
でも仕事のことを考えると利便性のいいところの方が・・と思い、家の購入にイマイチ踏み込めなかったんです・・
インスタで色んな住宅会社を見るのが好きだった奥様。
そんな時、以前からフォローしてた会社が「カレーイベント」を開催すると発見し、イベントついでにどんな会社か見てみよう!と思い、イベントに参加してみることに。
それが美想空間との出会いです。
住宅の会社が、カレーのイベントをしてるなんておもしろいな~と思って、覗いてみることにしました。

↑KALSI COLLEGEで開催しているイベントの様子
そこで、受付にいたスタッフさんに声を掛けてもらって。
リノベーションも気になって来たんです、とお伝えすると軽くお話ししてくれて、資料をもらい、後日セミナーに参加してみることにしたんです。
トントン拍子で家探しスタート!
ご希望エリアで家探しがスタート。好きな場所で暮らせる!ということで、子育てで近くに家族がいてる方が何かと助かる・・とこれからのことを考え、お二人の出身地である南大阪エリアが有力候補に。
その中で奥様念願の古民家の物件探しを進めていくことにしました。
しかしこれまでは、大阪市内で便利な場所で暮らしてきたこともあり、当初は少し迷いもあったというご主人・・
便利で、好きな飲食店も近くにあって。
市内を出るのが惜しく感じたのですが、僕も仕事柄転勤があるので、これから安心して過ごせるように、奥さんの住みたい場所、今後のことを考えた場所にするのがいいのかな、と思ったんですよね。
夫婦間で意見が割れるのはつきもの。育った環境も大事にしている価値観も違うので当たり前です。
なので、そんな時には是非わたし達に相談していただきたいと思います。
第三者の、家やお金に関するプロが入ることで、話をスムーズに進めることができます。
ということで家探しは南大阪に絞ってスタート。
東大阪、八尾、藤井寺、河内長野・・一日2~3件の内覧を4,5回繰り返し、沢山見てきましたがイマイチピンとくるものに出会えず・・
当初同じエリアの違う物件を有力候補で見ていたんですが、ネットで「ここもオススメ」って出てきて。
気になって、コーディネーターの飯尾さんに聞いてみたんです。
確かに少し古い家なので心配なことは多いけど、“一度見に行ってみましょう!”となり、見に行くことに。
古民家というのは一般的に築50年以上の木造住宅を指すことが多いのですが、やはり雰囲気のいい物件ほど築年数が経過してるものが多いです。
そうなると心配なのは、“家の状態”です。
家の状態が悪ければ工事費が沢山掛かりますし、また家だけでなく下水関連の修繕など思ってもいない工事費が掛かることも・・
心配はしつつも家を見に行くと、“めっちゃいい!!”と一番気に入りました。
柱の経年具合や色味、平屋で敷地も広く、駅からも近い。
築古物件にありがちな“汲み取り式トイレ”や“プロパンガス”でないこともクリア!
ココだ!って思いましたね。
この立地でこの広さ。郊外ならではの魅力ですよね。
アライグマが住み着いていた・・?
実はこちらの家は“築年数不詳”の物件。古民家や古い家だと稀にあることなのですが、登記や建築記録が残っておらずいつ建てられたものなのか分からなかったりするのです。
こちらの現場を担当した職人さん曰く「梁と鴨居が一体化している家は、古い家の証やで!推定100年は経ってるんちゃうか。」というほど。

その歴史の深さにも奥様は興味が湧いたとか。
確かに物件の状態は気になりましたが、それ以上に100年もこの状態で残っていることに驚きました。
ここに住み継がれてきた沢山の人達の思い出と、災害や震災を経ても強く残るこの姿に感動しましたね。
しかし現実問題、やっぱり予期せぬこともあったようで・・
実はこの家、僕たちが購入する前に長い間空き家状態になっていたんです。
そのせいもあって、家の修繕箇所が沢山見えてきたんです・・
一番びっくりしたのは「アライグマの追い出し作業」でしたね。
空き家期間が長いと、野生動物たちが住み着いてしまうケースもあります。
こちらの家もまさにそう。床下や屋根裏にアライグマが住み着いていた形跡が発覚したのです。
そんな時にもご夫婦二人は前向きに捉え、最善策を考えていました。
当初聞いた時はそんなことあるんだ!とびっくりしましたが、“今ちゃんと対処しておくことで今後も安心して暮らせていける”と思ったので、先に分かっててよかった!と思いましたね。
そんなこんなこの家の購入を決めて、リノベーション工事を進めていくことにしました。
こんなところも古い家ならでは?優先順位の立て方とは?
実はこの家、3つの棟+倉庫が連なるとても大きな家なのですが、今回は母屋をメインにリノベーションを行いました。
本当は全部できればよかったんですが、さすがに予算が・・
今回しなかった箇所は、DIYしながら整えていこうかなと思っています。
それもそのはず。二人を悩ませたのは、“屋根の葺き替え”。
今すぐは必要なかったとしても、今後も長く住み続けることを考えると屋根の葺き替えは行っておきたいところ。
住んでから、追加工事でしにくいところは先にやっておこう、と今やることにしました。
正直屋根の工事費はおっきかったです・・
がこれも古い家ならでは。今まで支えてくれてありがとう!の気持ちを持って、新しい屋根に変えることにしました。
全部できるといいですが、限りある予算。
どこにどうやって予算を分配するか悩ましいところですが、優先順位を立てながら、後から工事がしにくいところを優先して予算を掛けることをオススメします。
プランナーと共に二人三脚でつくりあげた家
今回担当したのは、プランナーの砂川。
奥様と年も近く、友だちのような関係性で家づくりを進めていくことができたとか。
実はプランナーの砂川も古民家に強い憧れがあり、“古民家鑑定士”の資格を持つほど。
この家が持つ魅力を最大限活かすリノベーション行うことにしました。
LDKは広めに、和室と縁側は絶対残したい!何より既存を最大限活かした家にしたい、と思っていました。
プランナーからは4パターンほどの間取りが提案され、一つの間取りをベースに他のいい所を合わせ、対話をしながらプランを立てていきました。
玄関ホールの天井が高いことから、シンボリックな梁を見せる計画にしたのはプランナーからの提案。

玄関ホールにある本棚の裏側は洗面になっていますが、この上部は敢えて壁を天井まで作らずに“梁を見せる計画”にしました。

この提案はやってよかったです!
洗面の上部が空いていると寒いかなと思ったりもしましたが、今のところそういったことは感じません。
それよりも帰って来た時のこの抜ける景色がとてもいいですね!
また表札のプレートは、ご主人、奥様、プランナーで一文字ずつ手描きし、そのままアイアンで製作を行いました。

力強く描いたり、優しく描いたり、色んなパターンで描いてみてすごく楽しかったのを覚えています。
3人それぞれの味がでて、すごくいい表札になったので、それもお気に入りです。
リアルをお見せ出来ないのが心苦しいですが、本物も手描き文字がそのまま反映されて、とっても素敵に仕上がっていました。
使えるものは使う!既存やアイデアをフル活用!
そして今回、実はいろんなところで、“既存を活かした”デザインを行ったのです。
まずはこちら。

こちらの写真右側の玄関ホールとリビングを隔てる間仕切りは、元は玄関ドアだったもの。

そしてお次はこちら。キッチンの腰壁の雰囲気ある木材。

こちらは床下の木材を活用したもの。

これは、この家ならではの活用方法ですよね。
使い方を変えるだけで、まだまだ使える。家の統一感も出て、より愛着の湧く家になりましたね。
また、こんな活用方法も。
タイルや床材、クロス等、家づくりを進めていく際に様々なサンプルを取り寄せることになりますが、どれも気になったから取り寄せた物。
でも使えるのはせいぜい2~3種類・・
どれも気に入ったタイルだったからどうしても使いたい・・!ということで、サンプルをかき集めてお手洗いの洗面に貼ることにしました。
これは我ながらいいアイデアで、遊びにきた家族や友人にもいいね~と褒めてもらってとてもお気に入りですね。

そんな家づくり、何点ですか?
120点です!本当に満足。後悔無しですね!
ハッキリと言い切っていただけて嬉しい限り・・
思っているより決めることが多かったけれど、自由度も高くて自分たちの家ができたなーって思います。
思い付きで言ったこともすぐに対応してくれて、本当に安心して家づくりを進めることができました。
新築派だった夫も、リノベーションを経て「古民家っていいね」って大満足するほどです。
最初はどうなるのか・・と思いましたが(笑)
今では本当に毎日満足した暮らしを送れていて、引っ張ってくれた奥さんに感謝です!
色んな事を決めていく中で『これでいいのかな?他にもいい案があるのでは?』と思うことがもう山ほどあります。
ですが、沢山悩んだことはきっと、自分の誇りに思える時が来るはずです。
なので、沢山悩んで、迷って、楽しい家づくりをしていきましょう!
最後に撮影裏話・・
お引渡しの際にプランナー砂川がお贈りしたプレゼントの椅子の座面が、奥様が購入された椅子と赤いチェックと同じ柄!
これにはびっくり。シンパシーを感じました!ととても喜んでいらっしゃいました。














