ずっと「ふたりの理想の家」に憧れていたNさまご夫婦。
もともと奥様のご実家にお住まいでした。
そのご実家が築80年ほどで、お父様がリノベーションをし、手入れをしながら住み続けてきたとか。
そんなご実家の雰囲気が好きで、アンティークが似合う住まいが理想だったNさまご夫婦。
新築では出せない風情を求めて、中古住宅を購入してリノベーションしようと心に決めていました。

アンティークの家具でコーディネートされたLDK。床は犬に優しいクッションフロア。
たまたま目に留まったキッチンの写真にくぎ付け!
結婚する前から「いつかふたりの理想の家を」と住宅情報サイトで中古物件を検索するのが習慣になっていたNさまご夫婦。
良さげな中古物件を見つけては、チェックをして外観を見に行ったり。そんな日々が3年ほど続いていました。
ある時、いつものようにチェックしていると、おふたりがイメージしていた通りのキッチンの写真を発見。
これは!と衝撃を受け、すぐさまこの家を建てたのはどこの会社だろうと探り、美想空間のInstagramにたどり着いたとか。
もう、ドンピシャでしたね。すぐにこの家を建てた会社に問い合わせようと思いました。
その週末にイベントがあるということで、すぐに参加を申し込みました。

ご夫婦の目に留まったコンセプトハウス第六弾、苦楽園の家。
出会う人、すべてが「感じがいい!」と感動
KLASI COLLEGEでのセミナー「美想空間徹底解剖」に参加すると決めたご夫婦は、美想空間のYouTubeを視聴したり、施工事例をチェックしたり、予習に余念がなかったとか。
セミナーに参加するのは初めてでしたが、とてもワクワク、楽しみにしていました。
鯛島さんに初めてお会いした時は、YouTubeの人だ!みたいな感覚でしたね(笑)
実は、ヨーロピアンアンティーク好きなご夫婦にとって、KLASI COLLEGEの雰囲気や施工事例は求めているデザイン性とは少し異なっていたという。
アンティーク専門の工務店なども検索して、問い合わせてはいたものの、美想空間に依頼しようと決めたその理由を聞くと、
問い合わせた数社の中でバツグンに対応が良かったんです。
そして、実際に会って確信に変わりました。この人たちに任せたら、大丈夫だろうなって。
最初の問い合わせをした時に窓口となったスタッフをはじめ、出会うスタッフ全員の人柄に好感を抱いたとか。
デザイン性も大事ですが、家づくりは“誰とするか”が大事。そんなことを感じ取っていただけて本当に嬉しい限りです。
築50年の中古物件は「正直、怖かった…」(笑)
Nさまご夫婦が物件の絶対の条件としていたのが、4匹の愛犬と暮らしやすいこと。
庭があり、隣の家や前の家と目線が合わない家を探していました。
その条件にピッタリ合ったのが、築50年の空き家。
人によっては不自由に思う擁壁も、Nさまはむしろこれがいい!と感じていただけたとか。
ワンコの為にも、道行く人と目線が合わないように“高さがある家”は条件のひとつでした。
Nさま夫妻はこの空き家を3年ほど前からずっとチェックしていて、実際に外観を見に行くこともありました。
美想空間に依頼することが決まり、早速、コーディネーター・蠏と一緒にこの中古物件の内見に行きました。外観は何度も見ていましたが、実際に内部を見るのは初めてのご夫妻。
ドキドキしながら中に入ると…
正直、怖かったですね…。(笑)
天井はボロボロ、和室も歪んでいたよね。

雨漏りのせいで天井が落ちていた内覧時の物件
空き家期間が長かったせいもあり、あまり良くない状態。
建物自体のバランスが悪く、雨漏りも確認できました。
その日にもう1軒を内覧したのですが、驚くことにご夫婦はこの築50年の物件に良い印象をお持ちでした。
ずーっと探してきて数えきれないほどの中古物件をチェックしていました。
その中で、犬と一緒に暮らすことがイメージできた物件はこの家だけでした。
他の家はピンとこなかったよね。
築50年という築年数や物件の状態は気にならなかったのでしょうか?
ずっと住んでいた実家が築80年くらい。なので、それよりも新しい(笑)
蠏さんにたくさんの実例を見せてもらいながら、“あの家も絶対大丈夫です、良くなりますよ!!”、と言われ安心材料になりました。
ご自身たちの直感とコーディネーター蠏のサポートもあり、犬と暮らすことがイメージできた築50年の中古物件を購入することに決めてくださいました。
ファーストプランで完璧!「さすがプロ!」と感心
1階のみで生活できるようにしたい、犬がリビングからすぐ庭に出られるようにしたい、IKEAのキッチンを入れたいなど、Nさまご夫婦の様々な希望を盛り込み、プランを作成したのはプランナーの藤田。
最初に提案してもらったプランが理想通りすぎて、さすがプロだなって。
実は、自分たちでもプランを描いていたんですよ。提案してもらったものが気に入らない時のことを考えて、念のため。
まったく、出す必要なかったよね(笑)
最初のご提案でプランを気に入ってもらい、後は微調整のみ。スピーディにプランづくりは進みました。
一番こだわったのは、キッチンまわり。
IKEAのキッチンをはじめ、前面と後面で色を分けたタイル、既存の照明を磨いて再利用するなど、あらゆるところにこだわりが反映されています。

色違いのタイルを使ったキッチン。ランドリースペースにつながる動線も便利です。
デザイン的なところは、主にわたしが決めていました。
悩んで困ることもありましたが、めちゃくちゃ楽しかったです!
僕は主にコスト管理担当です(笑)
そのタイルは予算以上だから、他のものにしてと言われてました(笑)。
でも、天井を高くしようと提案したのは夫です。
天井が蓋をされていたから、上げたら素敵なんじゃない!?って思い立って。
ギリギリにお願いしたけれど、対応してもらえてよかった!
玄関ホールと寝室は梁を現し、天井を高くした開放感たっぷりの空間になりました。

天井を高くして梁を現した寝室。ご主人は初めてこの寝室で寝た時、まるでホテルみたいだ!と感動したとか。
シロアリ被害が発覚!
解体しなければわからない部分があるのがリノベーション。
築年数が古くなるとなおさら意外な不具合が発覚し、修繕のために予算をかけないといけないことがしばしばあります。
この築50年の中古物件も、ありました。
解体してみて、シロアリ被害がある箇所が発覚。 プランナーの藤田から事実を伝え、修繕と対策のための費用が掛かることを告げるとNさまご夫婦は快諾。
築年数が古かったので、ある程度の覚悟はできていました。
逆にありがとうっていう感覚だったよね。見つけてくれて。
そうそう。直したら、長く住める家になるし。
藤田さんがものすごく申し訳なさそうに伝えてくれたんですが、藤田さんのせいじゃないし、こちらとしたら誠実な対応していただいて感謝ですよ。
そこで、これ以上予算がかさまない様に・・ということで、自分たちで床下に防湿材を施工する方法を教えてもらい、それもありだいぶ節約できました!
解体後の基礎の状態を見て、最善策をお伝えさせていただいておりますが、それによっては当初考えていたもの以外に予算を捻出しないといけないことも。
そんなことも前向きに捉えて下さり、本当にありがたい限りです。
料理が好きになり、犬と暮らしやすくなったと実感
欲しい所に大容量の収納スペースがあることや、ぐるっと回れる回遊動線など家事のしやすさもあり、新しい家になって暮らしが変わったと実感しています。

寝室の隣にウォークインクローゼットが。内部はお気に入りのクロスをDIYで貼ったお気に入りのスペース。
今まで料理を担当していたのはご主人だったけれど、奥様も料理をするようになったとか。
こんなに料理が楽しいなんて!と今は思います。
パスタとスープが絶品。めちゃくちゃ美味しいんです!
ただ、キッチンはご主人に合わせて設計。小柄な奥様には少々高く、そこだけはうれしい誤算とか。
また、4匹の愛犬も一日もかからず新しい家になじんだとのこと。
犬のための動線もよく、リビングから庭へスムーズに出入りできます。
ふたりが出勤中はペットカメラでたまに室内をチェックするんです。
いつも陽当たりのいい窓際でノビノビしている姿があって、良かったなって。
幸せな気分になります。
ご夫婦も4匹の愛犬も新しい家で幸せに暮らしているご様子で、こちらも大変嬉しく思います。

リビングと庭がつながっているので、窓を開けていれば犬が自由に出入りできます。
波長が合いすぎて、誰かがマッチングしたのかと思うほど?
このリノベーションした家に点数を付けるなら?との問いに、
5000点!!
と100点満点以上の点数をつけてくれました。
後悔している点、妥協している点、ひとつもありません!!
予算オーバーでできないことも、藤田さんが代替案をだしてくれましたし、その代替案の方がむしろええやん!って。

玄関は海外から輸入したクロスを前面に貼りにしようとしていましたが、サイズが合わず、藤田からの提案で幅木で切り替えることに。このデザインの方が断然いいとご夫婦は大絶賛!
藤田さんは波長が合いすぎました。120%の信頼を寄せていました。
僕らと相性が合いそうだから、担当にしてくれてたのかな、なんて思うほど。
美想空間は指名制ではないので、その時の状況で担当者が決まるのですが、そんな偶然の出会いに運命を感じていただき嬉しい限りです。
おふたりにリノベーションのコツを教えていただきました。
プランナーさんを信じて任せる!!
ホントそう。どんなふわっとした希望もカタチにしてくれました。
プランナーの藤田さんといい、コーディネーターの蠏さんと言い、やっぱりプロのいうことは間違っていない!!信じることが大事だなと思います。
おふたりの何が起きてもポジティブで楽しもう!という気持ちがあったからこそ、ご満足いただけたのだとこちらこそ感謝しております。
リノベーションは“信じる力”が大事なのだと今一度感じた一日でした。
撮影裏話
撮影終了後、スタッフが忘れ物をして再度ご自宅にお邪魔させていただくと、お昼ご飯の支度の真っ最中!「折角なのでどうぞ一緒に食べて言って下さい!」と声をかけてくださり、最後まで気さくで優しいお二人でした。