以前も古民家をリノベーションした賃貸物件に住んではいたんですが、絶対に「リノベーションがいい!」ってことでも無かったんです。
でも、こう「自分たちらしく暮らせる家」が良かったんです。
そうお話しするS様ご夫婦に、暮らしにまつわる今日までのことを伺いました。
マイホーム計画をスタート!
結婚を機にここ吹田市に住んでからは、この辺りで住まいを探したいなと漠然で思っていたというS様ご夫婦。
そして、お子様も生まれたことでより広い家を、とマイホーム計画をスタート。
実は当初は、リノベーション前提で家探しをしていた訳じゃなかったという。
それこそ、新築や設計事務所、マンションリノベーションなど、リノベーションに限らず、色々を模索していました。
新築がいいって訳でも無く、中古物件に抵抗があったも無く。
“自分たちらしく暮らせる家”を望んでいました。
美想空間との出会いは、リノベーション前物件として販売・見学会を行っていた西宮市の物件にて。
吹田市で探しつつも、色々見てみよう!ってことで範囲を広げて西宮市も見てたんですよね。
物件自体は魅力的だったんですが、坂が辛くて・・
街並みも見たかったので、歩いて行ったのですが、ベビーカーを押しながらはなかなかヘビーでした・・(笑)
そしてその物件見学会で、担当のコーディネーター飯尾と出会うことになる。
これまで出会った不動産屋さんとは何だか違う雰囲気を持ってらっしゃって。
話も盛り上がり、希望エリアで一度物件を探していただくことになったんです。
まさかのあの物件に再び出会う!
そうこうして、物件案内をさせていただいた際に、S様も見覚えのある物件を提案されたとのこと。
実はこの物件、以前から見てた物件だったんです。
でもその当時問い合わせた不動産会社からは、“建物は使えないから、建て替え必須です”って言われて。
物件費、解体費、建て替え費を考えると予算オーバーだな・・って思ってその時は内覧もしなかったんですよ。
元々住んでた場所からも近くて、エリアもばっちり。
何より外観の佇まいもよくて。
その時は諦めたんですが、まさか飯尾さんからも提案されてびっくりしました!

四角い物件好きには堪らない、陸屋根の戸建て。
そして物件の中に入ってみると、より嬉しい発見が。
家に入ってすぐのタイルと無垢の板張りの壁、この玄関の雰囲気に圧倒されて。
うわ~やっぱりいいな!って思ったんですよね。
建て替え必須と言われていた原因は、雨漏れ。
確かに天井にはその雨染みが・・
心配ではあったのですが、その時も“原因をしっかり突き止めて、補修すれば問題無さそう”っていうことも、中に入ってみたからこそ分かったんですよね。

現況時の玄関ホール。正面のタイルに無垢の壁や階段手すりなど、活かし甲斐のある内装に心を打たれたという。

現況時の様子。ルーフバルコニーからの雨漏れがしていた。
他の不動産屋さんは築年数やエリアでしか物件を見てなかったんですが、飯尾さんはちゃんと“家の魅力”を伝えてくれて。
ここをこう活かせばかっこよくなりそうですね!って僕たちの好きそうな雰囲気に合わせて提案してくれたのも嬉しかった。
やっぱりここにしよう!って思えたきっかけでしたね。
ワクワク6割、不安4割でスタートした家づくり。
リノベーションは、解体してみないと判断できないことも多く、最初は不安も強かったという。
特にこの物件は「壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造」という戸建てではあまり聞きなれない構造。
いわゆる鉄筋コンクリート造(RC造)とつくりは近いのですが、工場でコンクリートのユニットをある程度製造し、現場でユニット同士を接合する工法です。
部材はコンクリートなので、強度も高く、品質も高いのですが、ユニットがいくつか連結している間取りになっているので、簡単に壁は解体できず“大きな間取り変更ができない”という特質も持ち合わせています。
浴室だけはどうしても広めに取りたい!
それが叶うのかどうか、正直とてもヒヤヒヤしましたね。
その後、元の収納の壁部分は木造だったこともあり、解体が可能で、お風呂を広げることができると分かりホッと一安心。
そしてこの構造ならではの嬉しい発見も。
リビングの天井を解体してみると現れたのは、なんともかっこいいデコボコの躯体!

いい感じの躯体だったら見せたいと思っていたので、これにはテンションが上がりましたね!


天井と壁の一面はそのまま露出し、RC構造の魅力を最大限活かすリビングになりました。
やりたいことMAX→削減していくリノベーション
リノベーションを進めていく際に「まずは最大限やりたいことを伝えて、予算オーバーな部分はそこからどんどん削っていく」という方法で決めていったそう。
お風呂もそうですが、キッチンにもこだわりたかったし、土間もつくりたい!って思っていたので、まずはやりたい事を詰め込んでいただきました。
キッチンは希望を叶えるために、ウッドワンのⅡ型のキッチンに、プラスドゥのコンロ、食洗機・・
ここは希望通りにすることにしました。
ただ、土間の方は少し予算を削減案を提案してもらいました。
今回のプラン担当は砂川。打ち合わせ中、あだ名である“すなちゃん”と呼んで下さってたS様。
そんな砂川が提案したのは大判タイル。
左官仕上げが希望だったのですが、予算オーバー。
でもフロアタイルは違うな・・って思ってて。
そんな時にすなちゃんにtoolboxの土間タイルを提案してもらって。
磁器タイルなので、質感もリアルだし、これいいやん!!ってなりました。
その時は、予算削減のためと思ってましたが、結果としてこれで良かったなって今は思います。
もちろん全て希望通りできればこの上無いですが、予算をコントロールして、空間にメリハリをつけるのもリノベーションのコツ。
ここは譲れない!という優先順位をしっかり立てることで、満足できる家づくりが叶います。

壊せないなら、つくっちゃえ?!
簡単に壁は壊せないのがRC造の特徴ですが、それであれば壊さず作っちゃおう!と出来たのが、洗面とファミリークローゼットの空間。
最近は脱衣室の中に洗面スペースを設けるのではなく、敢えて通路につくり家事動線をスムーズにする間取りを選ぶ方も多くなっています。
部屋の真ん中に壁を新設し、壁を挟んで洗面スペースとファミリークローゼットの間取りにはなるほどー!っとなりました。
また上部に空間をつくることで、風通しもよく、明るい。
この提案も予想していなかったので、嬉しかったですね!

通路につくったオープンな洗面スペース。この裏側にFCLが。
あと、リビングの木枠も採用して良かった!!
ここからの景色が、絵画みたいでとても好きなんです。

キッチンから見えるこの景色が好きという奥様。
既存のコンクリートを剥き出しにしつつも、木枠を入れることで空間にメリハリが出来、一気に雰囲気が変わる。
当たり前ですが、さすがプロ。
まずはやりたい事を伝えるべき!できないかも?って思うこともまずは言っちゃう!
できないことは、じゃあこれはどうですか?って一緒に考えて、提案してくれて。
わたし達に向き合ってくれているのも分かって嬉しかったです。
これこそがリノベーションの魅力?!
実は、ご主人さんが逆に砂川に提案したところもあったとか・・?
パントリーの袖壁は元々引き違い戸。周りの廊下の壁が板張りだったので、袖壁の仕上げをどうすべきか・・と悩んでいた時にご主人さんからある提案が。
あの~…無理な事いいますが、建具切って壁にすることってできますか?
この時砂川も「そうきたかー!やられたーー!!と思いました」後に言っていました。
捨てられるはずだった建具を利用して、袖壁に。これもリノベーションならではの家づくり。


押入をパントリーにすることで、物の場所もすぐわかり、使い勝手も良く、動線もスムーズに。
既存を活用しつつ、動線は今の暮らしに合わせる。これができるのがリノベーションならではです。
とにかく大満足な家づくりに!
引っ越しから早10カ月ほど経ちましたが、今の暮らしはいかがですか?
色んなパターンで家を持つことを想定してましたが、この家でリノベーション出来て本当によかったです。
仕事から帰ってきたときに、家の明かりが灯されているのを見るとなんかホッとするんですよね。
正直畳の縁まで選んだときはえ?!こんなとこまで選べるの?!ってびっくりしましたが、でもそういった細部まで考えて選んだからこそ、わたし達らしい家になったなと思いますね。
リノベーション、大変だったけど楽しかったです!
S様ファミリーみなさん大満足の家となりました。
これからも沢山の思い出が溢れる家になっていくことを楽しみにしています。
最後に撮影裏話。
打ち合わせ中はハイハイだったお子様が、撮影の時にはお喋りができるように!
撮影後にも「すなちゃんきたねー」「いいおさんおったねー」と思い出してお話ししてくれているようです。
お引っ越し後もKLASI COLLEGEにちょこちょこと遊びに来てくださっているS様ファミリー。
こんな関係がずっと続くといいなと思います。














